「ノットワーキング」のススメ
TWDW事務局運営メンバーの斉藤です。
TWDWは、ひとりの力だけでは、未来をつくることはできない、新しい時代の、新しい働き方をみんなで考えて作っていこうと考える人たちによって集まって作られる「働き方の祭典」です。この祭典、強い意志を持ったチェンジメーカーたちと、さまざまな専門性を持った個性あふれるスタッフによって運営されています。
TWDWは、参加者同士の新しい交流を歓迎します。ただし、TWDWでの交流はネットワーキングではなく「ノットワーキング(knotworking)」であると私は考えています。Knot(結び目)を結うという新しい交流です。
活動理論研究で知られるフィンランドの社会心理学者Y・エンゲストロームは、「チームからノットへ」という考えを提唱しています。仕事におけるチームというものが組織的・文化的な文脈の中で歴史的にどのように変容していくかを分析している研究です。
エンゲストロームが提唱するキーワードは「ゆるやかな協働」です。これからの協働は、固定的なチームという垣根を越え、異分野の業種・業界との結び目を作り、流動性や適応性をもって相互関係が築かれ、自分たちの仕事をより円滑に調整していこうというものです。私は、TWDWは参加者のみなさんにとってよい”ノットワーキング”のプラットフォームになると考えています。
TWDWのセッションには数々のKnotをもったスピーカーが集います。彼らや、あるいは参加者同士で刺激を受け、与えることで、新しいKnotが生まれる可能性は多分にあります。
新しいKnotの可能性に期待しつつ、多彩なプログラムが揃った刺激的な一週間を是非お楽しみ下さい。
僕がお勧めする、新しいKnotに出会うために最適なプログラムは、こちらです。
「TWDWの、”新しい働き方” を発見する「meet-up」プログラム」(11月21日開催)
http://twdw20151121.peatix.com/
(参考文献)
「ノットワークする活動理論: チームから結び目へ」 2013
ユーリア・エンゲストローム (著)、山住 勝広、山住 勝利、蓮見 二郎 (訳)、新曜社
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