何をするか、よりもどう取り組むか。これからの地域との関わり方を考える
TWDW事務局運営メンバーのほんだです。
何をするか、よりもどう取り組むか、スタンスやその方法が多様化してきていることを、
日々実感しています。
以前はその技術を使う職業の人にしか知りえなかった技術・知識が、インターネットを通じてオープンソース化し、だれもが触れられるようになっています。
インターネットがあるおかげで、知識の格差は狭まり、ふとしたアイディアは研磨され、ユニークなサービスがどんどん生まれてきています。
例えば、READYFORなどのクラウドファンディングがあれば、纏った資本が無くても、アイデア一つで事業が起こせる。
Airbnb(民家の空き部屋を個人旅行者などへの提供を仲介するインターネットサービス)があれば、格安で旅行ができることは勿論、文化交流がより深まったり、空き家問題も緩和するかもしれません。
こんなこと、あったらいいな、がどんどん現実になってきていますね。
一方で、少子高齢化、人口減少が急速に進むこれからの地域社会では、テクノロジーだけでなく、都市と地域の両方を想い、都市から継続的に関わる「人」の力が必要なことも事実です。
ただ、こういった問題には光がどんどん差し込んできているように感じます。
<技術の「最先端」は、都会にあるもの>、<地方は面白くない&仕事がない>というこれまでのイメージがあったとすればこれからどんどん覆されていく、そんな気がするのです。
徳島県神山町のように、通信環境さえ整備されれば、どこで仕事をするか、場所は問われなくなります。
これからは満員電車で「痛勤」しなくて良い、「東京と違って、仕事以外の疲れを感じない」、緑が豊かな山奥で仕事をする人が増えていくのではないでしょうか?
また、地方にはその地域にしかない風景があります。
例えば瀬戸内国際芸術祭。高松の開放的な港の風景と作品がとても印象的でした。例えばアートと地域の風景が組み合わされば、良い作品が生まれます。(瀬戸内国際芸術祭や大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレが多くの人を集めたことが証明してくれているのでは。)
プラスもマイナスもありつつ、こんな、想像よりも速い社会の変化の中では、何をするか、よりもどう取り組むか>&<何がやりたいのか> がこれから、ひとりひとりのキーワードになるのではないでしょうか?
何だか、明確なビジョンが持ちたいものですね。
さて、<地域の最前線、あたらしいワーク・スタイル>、<なにをするか、よりもどう取り組むか>の実践に触れられるプログラムはこちら。
インターネットで、みんなが地域にできること
INTERNET for LOCAL DAY|Google イノベーション東北
働き方のFestivalにぜひ参加してください。
いくらネットで情報があるとはいえ、「生きた情報」は直接人に会って、得られるもの。
すぐ答えが得られなくとも、小さな新しい視点は得られるかもしれません。
もしかすると、各地域、場所特有の、そこにしかないユニーク空間/身を置きたくなるような「スキマ」を見つけられるかもしれません。
(参考文献)
シェルターからコックピットへ 飛び立つスキマの設計学(2015/椿昇,産学社)
0コメント