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国内最大級の働き方の祭典「TOKYO WORK DESIGN WEEK 2015」 11/18-24の7日間、渋谷ヒカリエを中心に開催!

記事一覧(10)

何をするか、よりもどう取り組むか。これからの地域との関わり方を考える

TWDW事務局運営メンバーのほんだです。何をするか、よりもどう取り組むか、スタンスやその方法が多様化してきていることを、日々実感しています。以前はその技術を使う職業の人にしか知りえなかった技術・知識が、インターネットを通じてオープンソース化し、だれもが触れられるようになっています。インターネットがあるおかげで、知識の格差は狭まり、ふとしたアイディアは研磨され、ユニークなサービスがどんどん生まれてきています。例えば、READYFORなどのクラウドファンディングがあれば、纏った資本が無くても、アイデア一つで事業が起こせる。Airbnb(民家の空き部屋を個人旅行者などへの提供を仲介するインターネットサービス)があれば、格安で旅行ができることは勿論、文化交流がより深まったり、空き家問題も緩和するかもしれません。こんなこと、あったらいいな、がどんどん現実になってきていますね。一方で、少子高齢化、人口減少が急速に進むこれからの地域社会では、テクノロジーだけでなく、都市と地域の両方を想い、都市から継続的に関わる「人」の力が必要なことも事実です。ただ、こういった問題には光がどんどん差し込んできているように感じます。<技術の「最先端」は、都会にあるもの>、<地方は面白くない&仕事がない>というこれまでのイメージがあったとすればこれからどんどん覆されていく、そんな気がするのです。

“人間の仕事は機械に奪われるのか?” - “POST CITY”の仕事を考える

アメリカ合衆国でマーティ・マクフライJr.による窃盗事件が発生。逮捕後2時間で裁判は終了し、懲役15年の刑に服することに。弁護士制度は廃止され、スピード裁判のシステムになっていた・・・。こんにちは、TWDW事務局運営メンバーの重野です。 これは1989年公開の映画「Back to the Future part2」で描かれた2015年10月の世界。テクノロジーの発達とともに、業務の自動化や人工知能(AI)が進んだ結果、弁護士は不要になったという設定でした。現実では実現はしていませんが、ルーティン業務は25年前からコンピューターやロボットに取って代わられると予想されていたのです。そして、この流れはたぶん止まらないはず。 そんななか、これからの「まち」における新たな職のあり方=Future Work(仕事の未来)をいま一度考える機会が増えています。 今年9月に開催されたメディアアートの世界的なイベント「アルスエレクトロニカフェスティバル “POST CITY −21世紀、人はどこに生きるのか?”」でも、 “Future Work”はテーマとして掲げられたひとつ。グローバル視点でみると、新たな「まち」(=「Post City」)を創造する要素として “Future Work”が注目を集めています。 さらに、10月に開催された「未来の渋谷の可能性をひろげるシンポジウム」でも、“クリエイティブな都市開発”などと並んで、“これからの仕事や働き方”も話題として取り上げられています。「ロボットスーツの普及で、力のない女性など誰でも力仕事ができるかも」などの意見がありました。